ex:a0895
「川が軒と軒とを押し分けるように」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「川が軒と軒とを押し分けるように」
Example ID | a0895 |
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Category | 直喩・シミリ (simile), 虚構表現 (fictive expression), 虚構移動 (fictive motion) |
Text
「そこには小網町(こあみちょう)や小舟町辺の掘割と全く趣の違った、幅の狭い、岸の低い、水の一杯にふくれ上っている川が、細かく建て込んでいる両岸の家々の、軒と軒とを押し分けるように、どんよりと物憂く流れていた。」(谷崎潤一郎「秘密」: 26)
Context | Focus | Standard | Context |
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川が…軒と軒と | を押し分ける | (のすき間に入る) |
- 虚構移動が「ように」で直喩的に表現されている。
Conceptual Mapping
Figurative Marker
Marker | Elements |
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ように | ように |
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)