ex:a0868
「私の神経は、刃の擦り切れたやすりのようにすっかり鈍って」
以前のリビジョンの文書です
「刃の擦り切れたやすり」
Example ID | a0868 |
---|---|
Category | 直喩・シミリ (simile) |
Text
「その頃私の神経は、刃の擦り切れたやすりのように、鋭敏な角々がすっかり鈍って、余程色彩の濃い、あくどい物に出逢わなければ、何の感興(かんきょう)も湧かなかった。」(谷崎潤一郎「秘密」: 28)
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
刃の擦り切れたやすり | (神経) | 鋭敏な角々がすっかり鈍って |
Conceptual Mapping
Source | Relation | Target | Pattern |
---|---|---|---|
刃の擦り切れたやすり | = | 神経 | 鈍っている |
Figurative Marker
Marker | Elements |
---|---|
のように | のように |
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)