ex:a0835

「葉が、金粉のようにきらめきつつ水に落ちる」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「葉が、金粉のようにきらめきつつ水に落ちる」

Example ID a0835
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「『繚乱』と云う言葉や、『千紫万紅』と云う言葉は、春の野の花を形容したものであろうが、ここのは秋のトーンであるところの『黄』を基調にした相違があるだけで、色彩の変化に富むことはおそらく春の野に劣るまい。そうしてその葉が、峰と峰との裂け目から渓合(たにあ)いへ溢れ込む光線の中を、ときどき金粉のようにきらめきつつ水に落ちる。」(谷崎潤一郎「吉野葛」: 234)

Context Focus Standard Context
金粉 (葉) きらめきつつ
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
金粉 = 植物=金属
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のように
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)