ex:a0808
「水晶の珠を香水で暖ためて、掌へ握ってみたような心持ち」
「水晶の珠を香水で暖ためて、掌へ握ってみたような心持ち」
Page Type | Example |
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Example ID | a0808 |
Author | 夏目漱石 |
Piece | 「坊っちゃん」 |
Reference | 『夏目漱石』 |
Pages in Reference | 120 |
Text
「おれは美人の形容などが出来る男でないから何にも云えないが全く美人に相違ない。何だか水晶の珠を香水で暖ためて、掌へ握ってみたような心持ちがした。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
水晶の珠を香水で暖ためて、掌へ握ってみた | 心持ち |
Rhetoric
Semantics
Source | Relation | Target | Pattern |
---|
Grammar
Construction | なんだかAようなBがした |
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Mapping Type | 概念メトニミー |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Source |
B | Target |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
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1 | なんだか | A | もしかすると(もしかすると) | |
2 | A | ような | B | 様-類似-連体形 |
3 | B | が[した] | が-主語 | |
4 | B | [が]し[た] | する(する) | |
5 | B | [がし]た | た-過去-終止形 |
Pragmatics
Category | Effect |
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評価 (evaluation) | 「水晶」により視覚的な美しさを、「香水」により嗅覚的な快さを表し、これを組み合わせることにより、その人物の美しさが比類無いものであったことを表す。 |
心理描写 (psychological-description) | 視覚、嗅覚、触覚の快感のイメージにより、当該の美人に対する快い気分を表現する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)