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「なんの表情も無い、木偶(でく)のごとく愚者のごとき容貌」
「なんの表情も無い、木偶(でく)のごとく愚者のごとき容貌」
Text
「以前の負けず嫌いな精悍な面魂はどこかに影をひそめ、なんの表情も無い、木偶(でく)のごとく愚者のごとき容貌に変っている。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
愚者 | 容貌 |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | AはBのごときCにD |
---|---|
Mapping Type | 概念メタファー |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|---|
A | Target |
B | Source |
C | Elaboration |
D | Elaboration |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
---|---|---|---|---|
1 | A | は | D | は-既出のものに関する判断の主題 |
2 | B | の[ごとき] | C | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 |
3 | B | [の]ごとき | C | ごとし-類似-連用形 |
4 | C | に | D | に-変化・帰着させる状態 |
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
対照法・対照 (antithesis) | 修行前の姿と修行を終え、名人となった姿が対比され、「精悍な」に対して、「愚者のごとき」という形容を対照的に用いている。 |
逆説・パラドクス (paradox) | 名人が愚者であるという逆説的な認識が示されている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)