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「馬は山であった」
「馬は山であった」
Text
「ある日ふと気が付くと、窓の虱(しらみ)が馬のような大きさに見えていた。占めたと、紀昌は膝を打ち、表へ出る。彼は我が目を疑った。人は高塔であった。馬は山であった。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 山 | 馬 |
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|---|
| A | Target |
| B | Source |
| Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | A | は | B | は-既出のものに関する判断の主題 |
| 2 | B | で[あった] | て-補助用言に連なる用法 | |
| 3 | B | [で]あった | ある(ある) |
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 前景化 (foregrounding) | 虱を見続けるという修行を行い続けることで、あらゆるものが巨大に見え始めるという特殊な知覚を背景として、馬がそれよりも遥かに大きいものとして見えることを前景化している。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
