ex:a0763
「鰯のようなヒョロヒョロの星」
「鰯のようなヒョロヒョロの星」
Page Type | Example |
---|---|
Example ID | a0763 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「双子の星」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 22 |
Text
「俺は鰯のようなヒョロヒョロの星やめだかのような黒い隕石はみんなパクパク呑んでしまうんだ。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
鰯 | 星 |
- 作品全体を通して星は「意思を持つ生き物」として扱われている。
Rhetoric
Semantics
Grammar
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|---|
A | Source |
B | Target |
C | Elaboration |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
---|---|---|---|---|
1 | A | の[ような] | C | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 |
2 | A | [の]ような | C | 様-類似-連体形 |
3 | B | - | C | 統語関係 |
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
過小誇張 (meiosis) | 小さく弱々しい生物の代表的な存在である鰯に星を比することで、飲み込んでしまえるくらいの星の小ささを強調する。 |
明晰 (clarity) | 「星」といえば一般に大きいものと考えられるため、それを飲み込むという異様な事態の意味合いを分かりやすく説明している。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)