ex:a0739

「滴る水珠は夕立の後かと見紛うばかり」

以前のリビジョンの文書です


「夕立の後[かと見紛うばかり]」

Example ID a0739
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「庭は一隅の梧桐(あおぎり)の繁みから次第に暮れて来て、ひょろ松檜葉などに滴る水珠は夕立の後かと見紛うばかりで、その濡色に夕月の光の薄く映ずるのは何とも云えぬすがすがしさを添えている。」(幸田露伴「太郎坊」: 10-11)

Context Focus Standard Context
夕立の後[かと見紛うばかり] (水珠)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
夕立の後[かと見紛うばかり] = 水珠 状態
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure かと見紛うばかり
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)