ex:a0735

「暗夜の海にも譬へようず煩悩心」

以前のリビジョンの文書です


「暗夜の海[にも譬へようず]」

Example ID a0735
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「その女の一生は、この外に何一つ、知られなんだげに聞き及んだ。なれどそれが、何事でござらうぞ。なべて人の世の尊さは、何ものにも換へ難い、刹那の感動に極るものぢや。暗夜の海にも譬へようず煩悩心の空に一波をあげて、未出ぬ月の光を、水沫の中に捕へてこそ、生きて甲斐ある命とも申さうず。」(芥川龍之介「奉教人の死」: 208)

Context Focus Standard Context
暗夜の海[にも譬へようず] (煩悩心)
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
暗夜の海[にも譬へようず] = 煩悩心 空白
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure にも譬へようず
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)