ex:a0730
「焔(ほのお)の舌は天上の星をも焦さう」
「焔(ほのお)の舌は天上の星をも焦さう」
Page Type | Example |
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Example ID | a0730 |
Author | 芥川龍之介 |
Piece | 「奉教人の死」 |
Reference | 『芥川龍之介』 |
Pages in Reference | 199 |
Text
「なれど風は益(ますます)加はつて、焔(ほのお)の舌は天上の星をも焦さうず吼(たけ)りやうぢや。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
天上の星をも焦さう | (吼(たけ)る) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|---|
A | Elaboration |
B | Source |
C | Target |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
---|---|---|---|---|
1 | A | は | C | は-既出のものに関する判断の主題 |
2 | B | [う(む)]ず | C | undefined |
- 「うず」は古い助詞で用法分類に無い。
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
過大誇張 (auxesis) | 地上から見て最も高い場所に存在する星を焼くという極端な事象を提示し、それが発生しかねないほどであるとすることで、火災の炎の勢いが強く天高く伸びていることを表現する。 |
イメジャリー・イメージ (imagery) | 燃え上がる炎が極度に激しく大きくなったという変化が表現されている。炎が鉛直方向に勢いよく長く伸びていく様子が想起される。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)