ex:a0684

「――こんな考へが、『こまつぶり』のやうに、ぐるぐる一つ所を廻つてゐる」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「――こんな考へが、『こまつぶり』のやうに、ぐるぐる一つ所を廻つてゐる」

Example ID a0684
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「出来る事なら、突然何か故障が起つて一旦、芋粥が飲めなくなつてから、又、その故障がなくなつて、今度は、やつとこれにありつけると云ふやうな、そんな手続きに、万事を運ばせたい。――こんな考へが、『こまつぶり』のやうに、ぐるぐる一つ所を廻つてゐる中に、何時か、五位は、旅の疲れで、ぐつすり、熟睡してしまつた。」(芥川龍之介「芋粥」: 77)

Context Focus Standard Context
こまつぶり 考へ
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
こまつぶり = 考え 考え=物
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のやうに
Function Source() = Target() ← Ground()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:35 (外部編集)