ex:a0675

「飴の如く滑かな日の光り」

「飴の如く滑かな日の光り」

Page Type	Example
Example ID	a0675
Author	芥川龍之介
Piece	「芋粥」
Reference	『芥川龍之介』
Pages in Reference	63

Text

「川に臨んだ背の低い柳は、葉のない枝に飴の如く滑かな日の光りをうけて、梢にゐる鶺鴒（せきれい）の尾を動かすのさへ、鮮かに、それと、影を街道に落してゐる。」

Context	Focus	Standard	Context
	飴	日の光り	滑かな

Rhetoric

	Category
1	直喩・シミリ (simile)
2	イメジャリー・イメージ (imagery)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	飴	=	陽光	天日=あめ

Grammar

Construction	AのごとくB-C
Mapping Type	概念メタファー

　

Lexical Slots	Conceptual Domain
A	Source
B	Elaboration
C	Target

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage
1	A	の［ごとく］	B	の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2	A	［の］ごとく	B	ごとし-類似-連用形
3	B	-	C	統語関係

Pragmatics

Category	Effect
イメジャリー・イメージ (imagery)	飴になぞらえることによって、本来は視覚によって捉えられる日光に、艶や滑らかさといった特性が具体的に感じられる。

用例一覧, 芥川龍之介, 「芋粥」, 『芥川龍之介』, 直喩・シミリ (simile), イメジャリー・イメージ (imagery), 天日=あめ, あめ（あめ）, 天日（てんぴ）, AのごとくB-C, の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合, ごとし-類似-連用形, 統語関係, Y-Kasuga, Y-Kasuga, R-Kikuchi, Y-Hirakawa, R-Kikuchi

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)