ex:a0657
「まるで別人を見るようにあの小娘を注視した」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「まるで別人を見るようにあの小娘を注視した」
| Example ID | a0657 |
|---|---|
| Category | 直喩・シミリ (simile), 誇張法 (hyperbole), イベント誇張 (hyperbolic event) |
Text
「私は昂然と頭を挙げて、まるで別人を見るようにあの小娘を注視した。小娘は何時かもう私の前の席に返って、相不変（あいかわらず）皸（ひび）だらけの頬を萌黄色の毛糸の襟巻に埋めながら、大きな風呂敷包みを抱えた手に、しっかりと三等切符を握っている。」（芥川龍之介「蜜柑」: 25）
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 別人を見る | （小娘を注視する） |
Conceptual Mapping
| Source | Relation | Target | Pattern |
|---|---|---|---|
| 別人 | = | 小娘 | 知っている人を見る=知らない人を見る |
Figurative Marker
| Marker | Elements |
|---|---|
| まるで…ように | まるで…ように |
Rhetorical Effect
- 誇張 知っている人物を、知らない人物であるかのように見ている。
最終更新: 2019/08/01 14:34 (外部編集)