ex:a0607
「両側の人家は次第に稀になつて」
以前のリビジョンの文書です
lv3-「両側の人家は次第に稀になつて」
| Example ID | a0607 |
|---|---|
| Category | 虚構表現 (fictive expression), 虚構変化 |
Text
「利仁は、微笑を含みながら、わざと、五位の顔を見ないやうにして、静に馬を歩ませてゐる。両側の人家は、次第に稀になつて、今は、広々とした冬田の上に、餌をあさる鴉が見えるばかり、山の陰に消残つて、雪の色も仄に青く煙つてゐる。」(芥川龍之介「芋粥」: 64)
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 両側の人家は | 稀になつて | (まばらになって) |
- 視界あたりの人家の数(=空間的な密度)の変化が、人家に行き会う頻度(=時間的な密度)の変化として表現されている。
Conceptual Mappings
Figurative Construction
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Schema | |
| Functional Type |
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/09/30 14:43
