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「両側の人家は次第に稀になつて」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「両側の人家は次第に稀になつて」

Text

「利仁は、微笑を含みながら、わざと、五位の顔を見ないやうにして、静に馬を歩ませてゐる。両側の人家は、次第に稀になつて、今は、広々とした冬田の上に、餌をあさる鴉が見えるばかり、山の陰に消残つて、雪の色も仄に青く煙つてゐる。」(芥川龍之介「芋粥」: 64)

Context Focus Standard Context
両側の人家は 稀になつて (まばらになって)
  • 視界あたりの人家の数(=空間的な密度)の変化が、人家に行き会う頻度(=時間的な密度)の変化として表現されている。
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
まれ = まばら 疎=まれ
Figurative Construction
Construction
Mapping Schema
Functional Type
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/09/06 21:02