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「両側の人家は次第に稀になつて」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「両側の人家は次第に稀になつて」

Text

「利仁は、微笑を含みながら、わざと、五位の顔を見ないやうにして、静に馬を歩ませてゐる。両側の人家は、次第に稀になつて、今は、広々とした冬田の上に、餌をあさる鴉が見えるばかり、山の陰に消残つて、雪の色も仄に青く煙つてゐる。」(芥川龍之介「芋粥」: 64)

Context Focus Standard Context
両側の人家は 稀になつて (まばらになって)
  • 視界に入る人家の数の変化が、人家の状態変化として表現されている。
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
= まばら 空間構造>移動
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:34 (外部編集)