ex:a0607

「両側の人家は次第に稀になつて」

以前のリビジョンの文書です


「稀になつて」

Example ID a0607
Category 虚構表現 (fictive expression)
Text

「利仁は、微笑を含みながら、わざと、五位の顔を見ないやうにして、静に馬を歩ませてゐる。両側の人家は、次第に稀になつて、今は、広々とした冬田の上に、餌をあさる鴉が見えるばかり、山の陰に消残つて、雪の色も仄に青く煙つてゐる。」(芥川龍之介「芋粥」: 64)

Context Focus Standard Context
稀になつて () 両側の人家は、
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
稀になつて = target 空間構造>移動
Figurative Marker
Marker Elements
Rhetorical Effect
最終更新: 2019/08/01 14:34 (外部編集)