ex:a0546

「大噐晩成先生などという諢名(あだな)」

「大噐晩成先生などという諢名(あだな)」

Page Type Example
Example ID a0546
Author 幸田露伴
Piece 「観画談」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 101

Text

そして他の若い無邪気な同窓生から大噐晩成先生などという諢名(あだな)、それは年齢の相違と年寄じみた態度とから与えられた諢名を、臆病臭い微笑でもって甘受しつつ、平然として独自一個の地歩を占めつつ在学した。

Context Focus Standard Context
大噐晩成 (先生) 先生などという諢名

  • 語り手は主要登場人物である彼の名前を知らないので、この後の語りでこのあだ名を採用することになる。物語は「大噐不成なのか、大噐既成なのか、そんな事は先生の問題ではなくなったのであろう」と締めくくられる。

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 大噐晩成 > 先生 成敗>師弟

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
あだ名 (nickname) 四字熟語が、先生の特徴をつかんだあだ名として用いられている。
複合語・複合 (compound) 「先生」と複合され、拡張的な複合語として機能している。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)