ex:a0530
「礼を云っている赤帽」
以前のリビジョンの文書です
lv5-「礼を云っている赤帽」
| Example ID | a0530 |
|---|---|
| Category | 換喩・メトニミー (metonymy) |
Text
「徐に汽車は動き出した。一本ずつ眼をくぎって行くプラットフォオムの柱、置き忘れたような運水車、それから車内の誰かに祝儀の礼を云っている赤帽――そう云うすべては、窓へ吹きつける煤煙の中に、未練がましく後へ倒れて行った。」(芥川龍之介「蜜柑」: 20)
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 誰かに祝儀の礼を云っている | 赤帽 | (赤帽を被った手荷物を運ぶ人) |
Conceptual Mappings
Figurative Construction
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Schema | |
| Functional Type |
Rhetorical Effects
- 無生物化 人間ではなく赤帽と表現することで、風景の一部になっている印象を与える。
最終更新: 2019/09/02 18:34
