ex:a0460
「心に爽やかな窓が展(ひら)く」
「心に爽やかな窓が展(ひら)く」
Page Type | Example |
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Example ID | a0460 |
Author | 坂口安吾 |
Piece | 「村のひと騒ぎ」 |
Reference | 『坂口安吾』 |
Pages in Reference | 42 |
Text
「私はこの話をききながら、私の心に爽やかな窓が展(ひら)くのを知った。」
Context | Focus | Standard | Context |
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心に | 窓が展く | (気分になる) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Pragmatics
Category | Effect |
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アナロジー・類推 (analogy) | 「戸」や「扉」ではなく「窓」であることからは、話を聞く前も心が完全に閉じていたわけではなく、窓を通して内部を覗くことができる程度には外との連絡がとれていたという印象を与える。 |
心理描写 (psychological-description) | それまでは外部に対して閉ざされていた「私」の心が、話を聞くことをきっかけとして、好感をもって自然に開かれたことが表現されている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)