ex:a0434

「おれの大きな眼が干瓢(かんぴょう)づらを射貫いた」

「おれの大きな眼が干瓢(かんぴょう)づらを射貫いた」

Page Type Example
Example ID a0434
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 90

Text

おれの大きな眼が、貴様も喧嘩をするつもりかと云う権幕で、野だの干瓢(かんぴょう)づらを射貫いた時に、野だは突然真面目な顔をして、大いにつつしんだ。少し怖わかったと見える。

Context Focus Standard Context
射貫いた (見た) おれの大きな眼が

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 射る = 目を向ける 見る=射る

  • 慣習的な換喩である目>視線を踏まえて、視線=矢と概念化されている。

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 「おれ」の眼が放っていた眼光の強さ・鋭さを、矢や弾丸などの物理的な軌跡で表現する。
誇張法 (hyperbole) 「おれ」の眼が放っていた眼光の強さ・鋭さを誇張して表現している。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)