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「己を全うする途(みち)を棄て道のために天下を周遊している」
「己を全うする途(みち)を棄て道のために天下を周遊している」
Text
「みちみち孔子と昨夜の老人とを並(なら)べて考えてみた。孔子の明察があの老人に劣(おと)る訳はない。孔子の慾(よく)があの老人よりも多い訳はない。それでいてなおかつ己を全うする途(みち)を棄て道のために天下を周遊していることを思うと、急に、昨夜は一向に感じなかった憎悪を、あの老人に対して覚え始めた。」
Context | Focus | Standard | Context |
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己を全うする | 途 | (生活) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Pragmatics
Category | Effect |
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明晰 (clarity) | 「生活」と「教え」を同種の存在「道(途)」として扱うことで、「生活」「教え」のいずれかを選ぶ必要があったこと、「生活」を犠牲にしてまで「教え」を取ったことの重大さを効果的に描いている。 |
メタ言語 (metalanguage) | 「生活」を「途」と表現し、「教え」を「道」と表現する。前者と後者を対比し、後者を選択したことを述べる。 |
- 広義の句読法と言えるような、漢字の選択が効果に影響している。
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)