ex:a0405
「かつての勇が何と惨(みじ)めにちっぽけなことか」
「かつての勇が何と惨(みじ)めにちっぽけなことか」
Text
「子路は思わず顔を赧(あか)らめた。己の内なる小人を指摘された心地である。窮するも命なることを知り、大難に臨んでいささかの興奮の色も無い孔子の容(すがた)を見ては、大勇なる哉(かな)と嘆ぜざるを得ない。かつての自分の誇(ほこり)であった・白刃(はくじん)前(まえ)に接(まじ)わるも目まじろがざる底(てい)の勇が、何と惨(みじ)めにちっぽけなことかと思うのである。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
かつての…勇が | ちっぽけな | (粗末な) |
Rhetoric
Category | |
---|---|
1 | 隠喩・メタファー (metaphor) |
2 | 心理描写 (psychological-description) |
3 | 人物描写 (description of a character) |
4 | 明晰 (clarity) |
Semantics
Grammar
Construction | |
---|---|
Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|
Preceding | Morpheme | Following | Usage |
---|
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
心理描写 (psychological-description) | 心の強さを具象物の規模に喩える。 |
人物描写 (description of a character) | 孔子の言葉を聞いた子路が、師の偉大さを知るとともに己と比べて萎縮する様子を描いている。 |
明晰 (clarity) | 心の強さを具象物の規模に喩えることで、分かりやすく表現している。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)