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「かつての勇が何と惨(みじ)めにちっぽけなことか」
「かつての勇が何と惨(みじ)めにちっぽけなことか」
Text
「子路は思わず顔を赧(あか)らめた。己の内なる小人を指摘された心地である。窮するも命なることを知り、大難に臨んでいささかの興奮の色も無い孔子の容(すがた)を見ては、大勇なる哉(かな)と嘆ぜざるを得ない。かつての自分の誇(ほこり)であった・白刃(はくじん)前(まえ)に接(まじ)わるも目まじろがざる底(てい)の勇が、何と惨(みじ)めにちっぽけなことかと思うのである。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| かつての…勇が | ちっぽけな | (粗末な) |
Rhetoric
| Category | |
|---|---|
| 1 | 隠喩・メタファー (metaphor) |
| 2 | 心理描写 (psychological-description) |
| 3 | 人物描写 (description of a character) |
| 4 | 明晰 (clarity) |
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 心理描写 (psychological-description) | 心の強さを具象物の規模に喩える。 |
| 人物描写 (description of a character) | 孔子の言葉を聞いた子路が、師の偉大さを知るとともに己と比べて萎縮する様子を描いている。 |
| 明晰 (clarity) | 心の強さを具象物の規模に喩えることで、分かりやすく表現している。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
