ex:a0330

「蝙蝠が得たり顔に飛んでいる」

「蝙蝠が得たり顔に飛んでいる」

Page Type Example
Example ID a0330
Author 幸田露伴
Piece 「太郎坊」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 9

Text

やがて五日頃の月は葉桜の繁みから薄く光って見える、その下を蝙蝠が得たり顔にひらひらとかなたこなたへ飛んでいる。

Context Focus Standard Context
蝙蝠が 得たり顔に () 飛んでいる

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 こうもり = 人間 人間=針もぐら

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
擬人法 (personification) 薄い光の中を舞う蝙蝠に、人間と同等の繊細で豊かな表情と、それを引き起こす心情の変化が感じられる。
風景描写 (scene-description) 夕闇の風景を、月明かりの下を飛ぶ蝙蝠に焦点を当てて描いている。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)