ex:a0288
「脳天を喰らわしてやりました」
「脳天を喰らわしてやりました」
| Page Type | Example |
|---|---|
| Example ID | a0288 |
| Author | 夢野久作 |
| Piece | 「いなか、の、じけん」 |
| Reference | 『夢野久作全集第1』 |
| Pages in Reference | 65 |
Text
「『この話をきくと私は、すぐに納屋を出まして坑へ降りて、仕事をしている兼を探し出して、うしろから脳天を喰らわしてやりました。そうして旦那の処へ御厄介を願いに来ましたので……逃げも隠れも致しません。ヘエ……』」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 脳天 | (脳天への打撃) | を喰らわしてやりました |
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 違反用法・語法違反 (solecism) | 「脳天に喰らわす」とあるべきところである。「に喰らわす」だと攻撃したことだけが伝わるが、「を喰らわす」とすることで、攻撃した結果、相手に重大な怪我を負わせたという結果状態を示唆する。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
