ex:a0282

「蝉の声の大波が打ち初めた」

「蝉の声の大波が打ち初めた」

Page Type	Example
Example ID	a0282
Author	夢野久作
Piece	「いなか、の、じけん」
Reference	『夢野久作全集第１』
Pages in Reference	62

Text

「それは鎮守の森一パイに蝉の声の大波が打ち初めた朝の間の事であったが、」

Context	Focus	Standard	Context
蝉の声の	大波	（音）

Rhetoric

	Category
1	隠喩・メタファー (metaphor)
2	イメジャリー・イメージ (imagery)
3	誇張法 (hyperbole)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	大波	=	鳴き声	鳴き声=大波

Grammar

Construction
Mapping Type

　

Lexical Slots	Conceptual Domain

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage

Pragmatics

Category	Effect
イメジャリー・イメージ (imagery)	多数の蝉の鳴き声が一斉に耳に入ってくる多数の蝉の鳴き声に、迫りくる大波と同様の圧力や破壊力、力強さと迫力が感じられる。
誇張法 (hyperbole)	大波になぞらえることで、耳に入ってきた蝉の鳴き声に感じた力強さと迫力が際立たせられている。

用例一覧, 夢野久作, 「いなか、の、じけん」, 『夢野久作全集第１』, 隠喩・メタファー (metaphor), イメジャリー・イメージ (imagery), 誇張法 (hyperbole), 鳴き声=大波, 大波（おおなみ）, 鳴き声（なきごえ）, T-Inoue, T-Komatsubara, Y-Hirakawa

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)