ex:a0277
「数十町歩を烏有に帰した」
「数十町歩を烏有に帰した」
Page Type | Example |
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Example ID | a0277 |
Author | 夢野久作 |
Piece | 「いなか、の、じけん」 |
Reference | 『夢野久作全集第1』 |
Pages in Reference | 60 |
Text
「或る夜ケタタマシク村の半鐘が鳴り出したので、人々が起きてみると、その松原が大火焔を噴き出している。アレヨアレヨといううちに西北の烈風に煽られて、見る間に数十町歩を烏有に帰したので、都の消防が残らず駈けつけるなぞ、一時は大変な騒ぎであったが、幸いに人畜に被害も無く、夜明け方に鎮火した。」
Context | Focus | Standard | Context |
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数十町歩 | 松原 | を烏有に帰した |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Pragmatics
Category | Effect |
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省略法・省略 (ellipsis) | 「数十町歩の松原」を省略している。 |
含意法 (implication) | 「松原」をその特性の一つである「数十町歩」という面積によって指示し、それによって炎による被害の大きさに焦点が当てられている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)