ex:a0258
「心中のし損ねが連れ込まれた」
「心中のし損ねが連れ込まれた」
Page Type | Example |
---|---|
Example ID | a0258 |
Author | 夢野久作 |
Piece | 「いなか、の、じけん」 |
Reference | 『夢野久作全集第1』 |
Pages in Reference | 52 |
Text
「 心中のし損ねが村の駐在所に連れ込まれた……というのでみんな見に行った。十燭の電燈に照らされた板張りの上の小さな火鉢に、消し炭が一パイに盛られている傍に、男と女が寄り添うようにして跼まって、濡れくたれた着物の袖を焙っている。」
Context | Focus | Standard | Context |
---|---|---|---|
心中のし損ね | (男と女) | が…連れ込まれた |
Rhetoric
Semantics
Grammar
Construction | |
---|---|
Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
---|
Preceding | Morpheme | Following | Usage |
---|
Pragmatics
Category | Effect |
---|---|
あだ名 (nickname) | 名前の不明な男女を指し示すのに、その男女が心中しようとして失敗したという事実を名詞化して、名前の代わりのように使用している。 |
換称 (antonomasia) | 人物の他の特徴は不明で、心中をし損ねたという点だけが現時点で既知であり、話題の的になっている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)