ex:a0240

「残狼（おおかみ）のように崖を馳け降りて」

「残狼（おおかみ）のように崖を馳け降りて」

Page Type	Example
Example ID	a0240
Author	夢野久作
Piece	「瓶詰地獄」
Reference	『夢野久作』
Pages in Reference	38

Text

「こう考えて、何かしらゲラゲラと嘲り笑いながら、残狼（おおかみ）のように崖を馳け降りて、小舎の中へ馳け込みますと、」

Context	Focus	Standard	Context
	残狼	（私）	のように崖を馳け降りて

Rhetoric

	Category
1	直喩・シミリ (simile)
2	明晰 (clarity)

Semantics

	Source	Relation	Target	Pattern
1	おおかみ	=	私	我=犬

Grammar

Construction	AのようにB
Mapping Type	概念メタファー

　

Lexical Slots	Conceptual Domain
A	Source
B	Elaboration

　

	Preceding	Morpheme	Following	Usage
1	A	の［ように］	B	の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2	A	［の］ように	B	様-類似-連用形

Pragmatics

Category	Effect
明晰 (clarity)	狼が駆ける速さや野性性を想起させることで、駆け降りる速さや喜びによって急いでいる荒々しさが具体的に描かれている。

用例一覧, 夢野久作, 「瓶詰地獄」, 『夢野久作』, 直喩・シミリ (simile), 明晰 (clarity), 我=犬, 犬（いぬ）, 我（われ）, AのようにB, の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合, 様-類似-連用形, T-Inoue, Y-Kasuga, T-Komatsubara, T-Komatsubara, Y-Hirakawa, R-Kikuchi

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)