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「あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら、背虫の色男や、跛(あしなえ)の亭主を持って」

「あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら、背虫の色男や、跛(あしなえ)の亭主を持って」

Page Type Example
Example ID a0212
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 172

Text

あんなに草や竹を曲げて嬉しがるなら、背虫の色男や、跛(あしなえ)の亭主を持って自慢するがよかろう。

Context Focus Standard Context
草や竹を 曲げて () 嬉しがるなら、背虫の色男や、跛の亭主を持って

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 屈曲 > 身体障害 曲がり>障害

  • 力を加えて物を曲げるという意味と、病気などによって背が曲がるという意味の二重性。

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
地口・しゃれ (pun) 木を曲げることと、背中を曲げる(背中の曲がった亭主をもつ)ことを、喜ぶことの原因として混同しており、遊戯性が感じられる。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)