ex:a0202

「日清談判だ」

「日清談判だ」

Page Type Example
Example ID a0202
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 161

Text

さあ行きましょうと、進まないのを無理に勧めて、座敷を出かかるところへ、野だが箒を振り振り進行して来て、やご主人が先へ帰るとはひどい。日清談判だ。帰せないと箒を横にして行く手を塞いだ。

Context Focus Standard Context
やご主人が先へ帰るとはひどい。 日清談判 (議論) だ。

  • 「うらなり」先生の送別会で先生方がバカ騒ぎしており、それを見かねた主人公がゲストである「うらなり」先生を先に帰そうとする場面(160ページ)で、当の手まり歌(日清談判破裂して…という歌)を「野だ」が歌っている。

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 日清談判 > 議論 談判>論議

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
ユーモア (humour) この前に、日清談判の歌を歌っている場面があり、それにかけることで、おかしさを生んでいる。
流行語 (vogue word) 「日清」という呼び名に時代が感じられる。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)