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「盥(たらい)ほどもある車渠貝(アキム)」
「盥(たらい)ほどもある車渠貝(アキム)」
Text
「手槍で大蛸を突き損って胸や腹に吸い付かれ、身体中腫れ上ることもある。巨魚タマカイに追われて生命からがら独木舟に逃げ上ることもある。盥(たらい)ほどもある車渠貝(アキム)[=シャコガイ]に足を挟まれ損ったこともある。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 盥 | 車渠貝(アキム) |
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|---|
| A | Source |
| B | Target |
| Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | A | ほど[もある] | B | ほど-分量・程度 |
| 2 | A | [ほど]も[ある] | B | も-含蓄的に提示(副詞的修飾語) |
| 3 | A | [ほども]ある | B | ある(ある) |
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| 描写 (description) | 発話者が足を挟まれそうになったシャコガイの大きさについて、盥という貝よりも大きい事物を引き合いに出すことで、一般の読者が想定している大きな貝よりもさらに大きいものであることを理解させる。 |
| 過大誇張 (auxesis) | 盥になぞらえることでシャコガイの大きさが強調されている。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
