ex:a0131

「万巻の書に目をさらしつつ」

以前のリビジョンの文書です


lv1-「万巻の書に目をさらしつつ」

Example ID a0131
Category 代換法・代換 (hypallage)
Text

「その日以来、ナブ・アヘ・エリバ博士は、日ごと問題の図書館(それは、その後二百年にして地下に埋没し、更に二千三百年にして偶然発掘される運命をもつものであるが)に通って万巻の書に目をさらしつつ研鑽に耽った。」(中島敦「文字禍」: 191)

Context Focus Standard Context
万巻の書に目を (万巻の書を目に) さらしつつ
  • 対格と場所格の交替。「書」が視線を泳がせる場所のように表現されている。
Conceptual Mapping
Source Relation Target Pattern
> 視線 metonymy
Rhetorical Effect
Figurative Marker
最終更新: 2019/08/01 14:32 (外部編集)