ex:a0107
「真の已達(いたつ)の境界には死生の間にすら関所がなくなっている」
「真の已達(いたつ)の境界には死生の間にすら関所がなくなっている」
| Page Type | Example |
|---|---|
| Example ID | a0107 |
| Author | 幸田露伴 |
| Piece | 「観画談」 |
| Reference | 『幸田露伴』 |
| Pages in Reference | 126-127 |
Text
「もとより真の已達(いたつ)の境界には死生の間にすら関所がなくなっている、まして覚めているということも睡っているということもない、坐っているということと起きているということとは一枚になっているので、比丘(びく)たる者は決して無記の睡に落ちるべきではないこと、仏説離睡経(ぶつせつりすいきょう)に説いてある通りだということも知っていなかった。」
| Context | Focus | Standard | Context |
|---|---|---|---|
| 死生の間にすら | 関所 | (障害) | がなくなっている |
Rhetoric
Semantics
Grammar
| Construction | |
|---|---|
| Mapping Type |
| Lexical Slots | Conceptual Domain |
|---|
| Preceding | Morpheme | Following | Usage |
|---|
Pragmatics
| Category | Effect |
|---|---|
| カテゴリー転換 (-) | 一般には明確に異なるものとされている生と死が、関所が無いために自由に通行できる街道によって結ばれた二つの場所に重ね合わせられることで、両者がはっきりとは区分されず結びついていることを表す。 |
最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)
