ex:a0090

「提灯の火は憐れに小さな威光を弱々と振った」

「提灯の火は憐れに小さな威光を弱々と振った」

Page Type Example
Example ID a0090
Author 幸田露伴
Piece 「観画談」
Reference 『幸田露伴』
Pages in Reference 120

Text

提灯の火はガランとした黒い大きな台所に憐れに小さな威光を弱々と振った。外は真暗で、雨の音は例の如くザアッとしている。

Context Focus Standard Context
提灯の火は 憐れに () 小さな威光を振った

Rhetoric
Semantics

Source Relation Target Pattern
1 生き物 = 提灯 あんどん=生物

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
活喩 (prosopopeia) 提灯の小さな火を憐れな小さな生き物のように捉えている。
心理描写 (psychological-description) 憐れな小さな生き物のように捉える語り手の心情が投影されている。

最終更新: 2024/01/26 12:13 (外部編集)