ex:a0052

「廻転を止められた独楽(こま)のようにぐるりと一つ大きな円をかきながら」

以前のリビジョンの文書です


lv3.5-「廻転を止められた独楽(こま)のように、伝馬の中へ転げ落ちた」

Example ID a0052
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「その拍子にひょっとこの小柄な体は、どんとそのあおりを食ったように、ひょろひょろ前の方へ三足ばかりよろけて行ったが、それがやっと踏止ったと思うと、今度はいきなり廻転を止められた独楽(こま)のように、ぐるりと一つ大きな円をかきながら、あっと云う間に、メリヤスの股引をはいた足を空へあげて、仰向けに伝馬の中へ転げ落ちた。」(芥川龍之介「ひょっとこ」: 251)

Context Focus Standard Context
廻転を止められた独楽 ひょっとこの小柄な体 のように…伝馬の中へ転げ落ちた
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
独楽 = 身体=手玉
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure aはbのようにc
Function Source(B) = Target(A) ← Vewipoint(C)
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:31 (外部編集)