ex:a0031

「書物が夏の夕方に飛び交う蝙蝠のように宙へ舞上る」

以前のリビジョンの文書です


lv3-「夏の夕方に飛び交う蝙蝠のように、宙へ舞上る」

Example ID a0031
Category 直喩・シミリ (simile)
Text

「ミスラ君は後を振返って、壁側の書棚を眺めましたが、やがてその方へ手をさし伸ばして、招くように指を動かすと、今度は書棚に並んでいた書物が一冊ずつ動き出して、自然にテエブルの上まで飛んで来ました。そのまた飛び方が両方へ表紙を開いて、夏の夕方に飛び交う蝙蝠のように、ひらひらと宙へ舞上るのです。」(芥川龍之介「魔術」: 236)

Context Focus Standard Context
夏の夕方に飛び交う蝙蝠 書物 ひらひらと宙へ舞上る
Conceptual Mappings
Source Relation Target Pattern
こうもり = 書物 文献=針もぐら
Figurative Constructions
Construction 隠喩性構文
Structure のように
Function Source() = Target() ← Viewpoint()
Rhetorical Effects
最終更新: 2019/08/01 14:31 (外部編集)