「まったくあの味[=びいどろの味]には幽かな爽やかななんとなく詩美と言ったような味覚が漂って来る。」
Context | Focus | Standard | Context |
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詩美 | と言ったような味覚 |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Source |
B | Target |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
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1 | A | と[言ったような] | B | と-内容指定 |
2 | A | [と]言っ[たような] | B | 言う(いう) |
3 | A | [と言っ]た[ような] | B | た-確認・強意-連体形 |
4 | A | [と言った]ような | B | 様-類似-連体形 |
Category | Effect |
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アナロジー・類推 (analogy) | ことばによるもので実体がないものの読み手には美しさを喚起する詩になぞらえることで、味のないガラスに実体のない爽快感を感じさせる。 |
評価 (evaluation) | 知覚可能な実体がないという共通性を背景に、受容者の心理にびを生起させるという特徴をガラスに付与し、それに対する性の評価を与える。 |
殊句 (-) | 味を「詩美」という抽象概念に喩え、表現そのものへの注意を喚起する。 |