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「この坊主に山嵐という渾名(あだな)をつけてやった」

Page Type Example
Example ID a0566
Author 夏目漱石
Piece 「坊っちゃん」
Reference 『夏目漱石』
Pages in Reference 33

Text

それからおれと同じ数学の教師に堀田(ほった)というのが居た。これは逞たくましい毬栗坊主(いがぐりぼうず)で、叡山(えいざん)の悪僧(あくそう)と云うべき面構(つらがまえ)である。人が叮寧(ていねい)に辞令を見せたら見向きもせず、やあ君が新任の人か、ちと遊びに来給(きたま)えアハハハと云った。何がアハハハだ。そんな礼儀(れいぎ)を心得ぬ奴の所へ誰が遊びに行くものか。おれはこの時からこの坊主に山嵐という渾名(あだな)をつけてやった

Context Focus Standard Context
坊主 (人) に…渾名をつけてやった

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 坊主 > 散切り>彼

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
人物描写 (description of a character) 気性の激しい性格とあった髪型で相手を表現している。
図地構成 (figure-ground organization) 山嵐の禿頭をクローズアップする。