Page Type | Example |
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Example ID | a0476 |
Author | 谷崎潤一郎 |
Piece | 「吉野葛」 |
Reference | 『谷崎潤一郎』 |
Pages in Reference | 282 |
「[お和佐について]『なるほど、ではそれが君の初音の鼓か』『ああ、そうなんだよ。———どうだろう、君、僕はその娘を嫁に貰いたいと思うんだが、———』お和佐と云うのが、その娘の名であった。」
Context | Focus | Standard | Context |
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君の | 初音の鼓 | (お和佐) |
Category | |
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1 | 隠喩・メタファー (metaphor) |
2 | 暗示引用 (allusion) |
3 | 人物描写 (description of a character) |
4 | 代称・ケニング (kenning) |
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Category | Effect |
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暗示引用 (allusion) | 初音の鼓に引き寄せられて旅をする狐の話を下敷きにした表現。狐の話をベースにすることで命名を行った表現となっている。 |
人物描写 (description of a character) | 初音の鼓に引き寄せられて旅をする狐の話を下敷きに、狐と津村との対応関係に基づいて、津村を引き寄せたお佐和が狐にとっての初音の鼓と同種の魅力をもっていたことがわかる。 |
代称・ケニング (kenning) | 狐の話をベースにすることで命名を行った表現となっている。 |