文を述語でいったん結ぶ形をとってから、そのあとに連用修飾語などを追加する、文末の語順操作
* 芥川は「こうなれば、もう誰も晒(わら)うものはないにちがいない。」と書いて改行し、「内供は心の中でこう自分に囁(ささや)いた。」として作品を結びかける。/が、そのあとに「長い鼻をあけ方の秋風にぶらつかせながら。」と書き加えて」編を閉じた。
* 『日本語の文体・レトリック辞典』(中村明/東京堂出版)