概念メタファー

概念メタファー (conceptual metaphor) は、起点領域と目標領域の慣習的な写像。写像とは、要素の対応関係の集合を言う。隠喩・メタファー (metaphor)は、言語表現のレベルでみると、文字通りの意味解釈ができない例外的な装飾的表現に見える。しかし、概念領域ごとに隠喩表現を整理してみると、多くの場合かなりの体系性が観察される。この体系的な隠喩関係は、概念レベルの隠喩という意味で、概念メタファーと呼ばれる。

ここでリストするのは、個別の用例に観察された意味的関係である。シソーラスの最も細かいレベルでの関係が、概念メタファーの記述の材料になっている。これらの具体的なレベルでの記述は、通常概念メタファーとは呼ばれないが、このリストは、より抽象的なレベルでの帰納的一般化のために利用される。この一般化は、現在（2019年9月）は実装されていないが、意味クラスのSection、Groupレベルをたどっていくと、個別の写像がグループ分けされて表示される。