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「鉤(かぎ)のように曲った鋭い爪」

Page Type Example
Example ID a2433
Author 梶井基次郎
Piece 「愛撫」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 39

Text

しかし、柔らかい蹠(あしのうら)の、鞘のなかに隠された、鉤(かぎ)のように曲った、匕首(あいくち)のように鋭い爪! これがこの動物の活力であり、智慧であり、精霊であり、一切であることを私は信じて疑わないのである。

Context Focus Standard Context
(爪)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 かぎ = つめ=かぎ

Grammar

Construction AのようにB-C
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Elaboration
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ように] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ように B 様-類似-連用形
3 B - C 統語関係

Pragmatics

Category Effect
描写 (description) 猫の爪の形状や鋭さを描写する。
イメジャリー・イメージ (imagery) 猫の爪の湾曲した形状を、同じく湾曲した形状を持つ鉤のイメージによって表す。
含意法 (implication) 猫の爪の形状と同時に、鉤の持つ鋭さによって猫の爪の鋭さも表現される。