Page Type | Example |
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Example ID | a2416 |
Author | 梶井基次郎 |
Piece | 「器楽的幻覚」 |
Reference | 『梶井基次郎』 |
Pages in Reference | 34 |
「幾たびとなく人びとがわっわっとなってはまたすーっとなっていったことが何を意味していたのか夢のようだった。」
Context | Focus | Standard | Context |
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人びとがわっわっとなってはまたすーっとなっていったことが | 夢 | のようだった |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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A | Target |
B | Source |
Preceding | Morpheme | Following | Usage | |
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1 | A | が | B | が-主語 |
2 | B | の[ようだった] | の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合 | |
3 | B | [の]ようだっ[た] | 様-類似-連用形 | |
4 | B | [のようだっ]た | た-過去-終止形 |
Category | Effect |
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心理描写 (psychological-description) | 「何を意味していたのか」とあるように、発話者は生じた出来事をうまく把握・理解できていない。そのような状況の理解が追い付いていない話者の心理が読み取れる。 |
評価 (evaluation) | 状況が把握・理解しづらいという評価を、覚醒時には忘れ、つかみどころのないものである夢によって表す。 |