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「色を作した太子疾が父の居間へ闖入する」

Page Type Example
Example ID a2316
Author 中島敦
Piece 「盈虚」
Reference 『中島敦』
Pages in Reference 272

Text

次の朝、色を作した太子疾が白刃を提げた五人の壮士を従えて父の居間へ闖入する。

Context Focus Standard Context
色を作した (怒った)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 色をなす > 怒る 目くじらを立てる>怒る

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) あたかも肌の色そのものが変わったかのように表現することで、その原因である怒りの感情に際立ちを与える。
心理描写 (psychological-description) 顔色という外面的な変化を描くことで、その変化の原因となる怒りの存在を示唆する。
イディオム・慣用表現 (idiom) 怒りを表す言い回しとして慣習化した「色を作す」を用いている。