Page Type | Example |
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Example ID | a2249 |
Author | 宮沢賢治 |
Piece | 「カイロ団長」 |
Reference | 『新編銀河鉄道の夜』 |
Pages in Reference | 50 |
「もっとも、とのさまがえるのウィスキーは、石油缶に一ぱいありましたから、粟つぶををくりぬいたコップで一万べんはかっても、一分もへりはしませんでした。」
Context | Focus | Standard | Context |
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一万べん | (何度も) | はかっても |
Construction | |
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Mapping Type |
Lexical Slots | Conceptual Domain |
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Preceding | Morpheme | Following | Usage |
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Category | Effect |
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誇張法 (hyperbole) | 桁の大きな数字である「一万」を用いて、実際には一万回の計測していないが、それくらい行うのと心理的には同様であるほど計測の回数が多いことを表現する。 |
リズム (rhythm) | 「一万べん」が「何度も」を表すことは珍しい事例ではないが、この文章では、直後の「一分」と語調をあわせる効果がある。 |
象徴・シンボル (symbol) | 「一万」という数が「数えられないほどの多数」を象徴している。 |