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「飾燈(かざりとう)のような美しい花が咲いていました」

Page Type Example
Example ID a2171
Author 梶井基次郎
Piece 「橡の花」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 250

Text

友と共に見上げた七葉樹(とちのき)には飾燈(かざりとう)のような美しい花が咲いていました。

Context Focus Standard Context

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 街灯 = 花=街灯

Grammar

Construction AのようなB-C
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Elaboration
C Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] C の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような C 様-類似-連体形
3 B - C 統語関係

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) いくつも花が連なって縦長の形状となるトチノキの花序を、飾燈の縦長の形状を用いて想起させる。
風景描写 (scene-description) 飾燈を引き合いに出すことで、七葉樹の様態を描く。
評価 (evaluation) 飾燈という美しさを喚起する事物を引き合いに出すことで、花に対する美の評価性を付加する。