目次
「鋲の打ってない靴の底はずるずる赤土の上を滑りはじめた」
Text
Rhetoric
Semantics
Grammar
Pragmatics
「鋲の打ってない靴の底はずるずる赤土の上を滑りはじめた」
Page Type
Example
Example ID
a2151
Author
梶井基次郎
Piece
「路上」
Reference
『梶井基次郎』
Pages in Reference
229
Text
「鋲の打ってない
靴の底
はずるずる赤土の上を滑りはじめた。」
Context
Focus
Standard
Context
鋲の打ってない
靴の底
(自分)
はずるずる…滑りはじめた
滑り落ちるとき、自分では制御できないことを表しているか。
Rhetoric
Category
1
換喩・メトニミー (metonymy)
2
側写法 (metalepsis)
Semantics
Source
Relation
Target
Pattern
1
靴底
>
自分
ヒール>自分
部分で人を指す換喩が連続している。
Grammar
Construction
Mapping Type
Lexical Slots
Conceptual Domain
Preceding
Morpheme
Following
Usage
Pragmatics
Category
Effect
側写法 (metalepsis)
靴底の滑りを描くことで、その靴を履いている当該人物の足がかりがなくなり、制御を失いつつあることを示唆する。
用例一覧
,
梶井基次郎
,
「路上」
,
『梶井基次郎』
,
換喩・メトニミー (metonymy)
,
側写法 (metalepsis)
,
ヒール>自分
,
ヒール(ひいる)
,
自分(じぶん)
,
A-Tamaru
,
N-Mori
,
N-Komatsubara
,
Y-Hirakawa