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「お化けのような顔になっているのじゃないかな」

Page Type Example
Example ID a2133
Author 梶井基次郎
Piece 「泥濘」
Reference 『梶井基次郎』
Pages in Reference 212

Text

顔を伏せている子守娘が今度こちらを向くときにはお化けのような顔になっているのじゃないかなど思うときがあった。

Context Focus Standard Context
お化け (子守娘) のような顔

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 お化け = 子守 おさんどん=怪物

Grammar

Construction AのようなB
Mapping Type 概念メタファー

 

Lexical Slots Conceptual Domain
A Source
B Target

 

Preceding Morpheme Following Usage
1 A の[ような] B の-「ようだ」「ごとし」で受ける場合
2 A [の]ような B 様-類似-連体形

Pragmatics

Category Effect
イメジャリー・イメージ (imagery) 非人間的な存在であるお化けによって、異様な姿形を想起させる。
心理描写 (psychological-description) お化けのような非現実的な事態が発生するのではないかと心配する発話者の心理状態の不安定さを投影する。