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「これは滑稽の頂点である」

Page Type Example
Example ID a2107
Author 太宰治
Piece 「ロマネスク」
Reference 『太宰治』
Pages in Reference 56

Text

ああ、これは滑稽の頂点である。黄村の骨をていねいに埋めてやってから三郎はひとつ今日より嘘のない生活をしてやろうと思いたった。みんな秘密な犯罪を持っているのだ。びくつくことはない。ひけめを感ずることはない。

Context Focus Standard Context
滑稽の 頂点 (極み)

Rhetoric

Semantics

Source Relation Target Pattern
1 頂点 = 極み 有限=頂点

Grammar

Construction
Mapping Type

 

Lexical Slots Conceptual Domain

 

Preceding Morpheme Following Usage

Pragmatics

Category Effect
誇張法 (hyperbole) 山などの最も高い場所を指す「頂点」と呼ぶことで、滑稽さの程度がこれ以上ないほどの高さを示す。
死喩 (dead metaphor) 程度が最も高いことを表す表現として高度に慣習化した言い回しを選択している。